目崎雅昭著「幸福途上国ニッポン」アスペクト

僕は週末radikoでFM横浜の番組を聴いているのであるが、日曜の夜9時半からの30分は、「Baile Yokohama」という番組を流し聞きしている。この番組のパーソナリティが目崎雅昭で、番組を聴いていてどういう人物か気になった。そして検索していくうちにたどり着いたのが「幸福途上国ニッポン」という新書である。20歳代に証券会社に入社し、金利デリバティブトレードを担当していたのであるが、その金儲けの生き方に疑問を持ち、証券会社を退職して、約10年間で世界中を訪問し、幸福とは何かを探し続けた人物である。その目崎雅昭が日本の幸福度が低いという事実を知り、どうすれば日本人が幸福度を上げられるかを他国の事例や、目崎雅昭の見解を交えながら、本にしている。それを読むと、日本は集団主義が強く、個人の自由が抑圧されているのが問題であると言える。個人主義というと、一般的に利己主義的に囚われそうになるが、目崎雅昭の見解はそうではなく、個人が幸せを追求するために、自分の内なる好き、嫌いに従って行動をしていくのが、個人主義であると定義している。そして、個人が幸せを追求するために、結果として社会貢献をするならば、個人の幸福満足度は上がる、というのが本の結論である。僕個人を考えると、幸福度は高いのか低いのか、よくわからない。自身が病気持ちであることもあって、自分の行動を主体にはしているが、これが幸福満足度を上げているかというと疑問である。ロックシンガーの佐野元春も30年前に個人主義をテーマに打ち出していたが、それと相通じるものがある。残念ながら、この本はすでにAmazonや楽天などでは新刊を手に入れることはできない。中古での入手になるが、読んでみる価値はあると思う。なかなか興味深い内容になっていると思う。

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