仲村清司/松野和宏著「猫力 うつな僕を救ってくれた猫」アスコム

沖縄について色々な著作のある仲村清司氏が原作を、松野和宏氏が漫画を担当したコミックエッセイが、この「猫力 うつな僕を救ってくれた猫」である。仲村清司氏が、長年連れ添った妻と離婚をしたのは、別の本「ほんとうは怖い沖縄」で書かれているが、その後うつ病を患っていたとは知らなかった。そのうつ病を患った仲村清司氏が、メスの猫を飼うことになり、そのメス猫「向田さん」を世話することから、次第に「向田さん」と会話を交わすようになり、そして「向田さん」の癒しにより、うつ病から回復していく話になっているのがこの本である。漫画ということもあり、うつ病の辛さが緩和された形で描かれていて、取っつきやすい話になっていると思う。また、うつ病の話だけでなく、沖縄の猫についての話にもなっているので、猫好きにもたまらない話だと思う。仲村清司氏が最終的には再婚までこぎつけるのは、読んでいて意外だったし、また救われた話だなと思う。

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