スター・トレック:ディスカバリー シーズン2 第8話「記憶の役割」

あらすじ

マイケルはスポックとともに、立ち入り制限のかかっているタロス4号星に進路を向けた。タロス4号星は、異星人の立ち入りを防ぐべく、心を操り、カモフラージュしていた。しかし、スポックの心を修正できるのは、タロス人だけだった。タロス人は、スポックの心を回復させる代わりに、マイケルとスポックの確執を明かすことを望んだ。マイケルはそれを了承し、スポックが見た未来を追体験する。それは、彼らの住む銀河系が崩壊する未来だった。その頃、ディスカバリーでは、スタメッツが生き返ったカルバーのためにいろいろなことをしていたが、カルバーは生きている実感が湧かなかった。それどころか、カルバーを殺したタイラーに対して、喧嘩を売ってしまう。サルーもそれを見ていたが、二人の関係を修復するのにいいことだと判断し、止めなかった。ディスカバリーは、セクション31の指示通りに異星人の残骸を調べているふりをしながら、マイケルとスポックの居場所をセクション31より先に探そうとしていた。そこに、タロス人に救われたビーナの幻影がパイクのもとに現れ、二人の居場所がわかる。しかし、セクション31もディスカバリーの居場所を探り、二人を先に確保しようとする。

感想

なんと、物語冒頭で「宇宙大作戦」のパイロットエピソード「歪んだ楽園(原題:The Cage)」を簡単に紹介することで、今エピソードへの入り込みを手助けするという意表をついた展開からスタート。本格的に「宇宙大作戦」のエピソードとなるタロス人との交流を通じて、スポックの正気を元に戻すというかなり息詰まる展開になっている。その一方でセクション31の暗躍が今回もすごく、ディスカバリーがピンチに陥るという展開には、手に汗握るところである。そして、天使の正体が少しずつ見えてきているが、銀河系の消滅という危機に対して、ディスカバリーがどう対処するのか、話がさらに面白くなってきた。その一方で生き返ったカルバーが、生への実感をつかめず、タイラーに対して喧嘩をふっかけたり、タイラーへの疑惑が生じたり、いろいろ話が入り込んでいる。この辺の伏線は、今後、どう発展していくか、気になるところである。

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