レビューの詳細は、Coraline(DVD/Blu-ray 3D)/コララインとボタンの魔女/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。この映画の全米公開が2009年で、輸入盤DVDでモノクロの3D版を鑑賞したのが、2010年の2月のこと。それから5年経って、Blu-rayの3D盤を購入して、今回再鑑賞をしたわけであるが、5年も経つと話の筋を忘れていて、見ていて新鮮な気持ちでいられた。コララインという現状に不満を持つ少女が体験する魔法の世界での話であるが、魔女がコララインを自分のものにすべく、あの手この手でコララインを絡め取ろうとする姿は、結構怖い。でもそれに勇敢に立ち向かうコララインが、観客の心を掴んで離さない。ファンタジー物としては、出来のいい内容だと思う。DVDの時は、赤青のメガネで3Dを優先で観たために、色彩の見事さと、その世界観の作りがよくわからなかったのだが、改めてBlu-ray 3Dでカラーで見ると、作品の内容を色彩で語っている部分が多く、また、3Dも効果的に使われているので、面白さが倍増する。そして、サラウンドも誇張された音場が、ストーリーを語っていて面白い。日本ではあまり話題にならなかったようだが、一見の価値ある映画である。
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