佐野元春ニューアルバム「或る秋の日」を聞いての感想

今日、佐野元春のソロ名義でのニューアルバム「或る秋の日」がリリースされた。Amazon.co.jpでは、プライム会員に入っていたので、昨日の午後、CDが届き、夜聴くことができた。昨日と今日、アルバムを通して聴くことができたので、その感想を書いてみたい。もともと、佐野元春 & THE COYOTE BANDがアルバム「MANIJU」をリリースしたときに、「佐野元春ソロ名義でのアルバム発売を計画している」という話だったが、何らかの都合で一旦は延期になり、今回改めてネット配信曲4曲と新曲4曲の計8曲で構成されたアルバムになっている。最初に聞いた感想は、「収録時間が短い」ということである。CDで聞いた後、MacBook Proに取り込んだのだが、収録時間はわずかに30分という短さ。ミニアルバムみたいな印象を受けた。そして、曲たちが、演奏がTHE COYOTE BANDとのコラボとしながらも、人生の秋を感じさせる演奏と歌詞が印象深いものになっている。人生の秋ということで、男性と女性の愛情も若い時と違って、別れたり、再会したりとなかなかしみじみさせるものがある。すでに発表されている4曲もTHE COYOTE BANDと製作した他のアルバムからは毛色が違っているが、新曲4曲は、絶対に他のアルバムには入らないだろうと思われる内容である。今回、大人の心情を歌ったアルバムを出したことで、佐野元春が新境地を切り開いた感がある。この週末からスタートするクラブ・サーキット・ツアーでは、このアルバムからの曲が聞けるのかわからないが、できれば演奏して欲しいなと思う。

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