映画「TENET テネット」の世界興行収入が3億5千万ドルを突破

 新型コロナウイルスの環境下、各映画会社が新作映画を上映延期や配信プラットフォームに配給する中、監督であるクリストファー・ノーランの強い要請により、8月下旬から世界で順次公開されてきた映画「TENET テネット」。その世界興行収入が3億5千万ドルを突破したという。1番の稼ぎ頭であるアメリカでは、ニューヨークやロサンゼルスといった映画の人気の高い地域でいまだに劇場が閉鎖されたままなので、世界興行収入にはほとんど貢献していない。日本ではヒットしているが興行収入が20億円で、今は「鬼滅の刃」に劇場を取られているので、今後の伸びも期待できない。ヨーロッパは新型コロナウイルス再拡大により、今後の見通しは暗いものがある。となると、世界興行収入はこの3億5千万ドルに少し上積みをした程度で終わりそうである。ヒットには違いないが、製作費を考えると赤字である。でも、この映画はIMAXシアターで見ることにこそ、価値のある映画だと思っている。撮影にIMAXフィルムを使っているからである。近いうちに4K UHD Blu-rayやBlu-ray、DVDもリリースされそうだが、4K UHD Blu-rayのIMAXシーケンスの画面拡大は期待するところである。劇場ではもうIMAXでは見られないところが多くなっているので、あとは4K UHD Blu-rayに期待したいところである。

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