スター・トレック:ディスカバリー シーズン3 第11話「スカール」

 あらすじ

ディスカバリーは、大火の原因となる星雲の中にいる科学船を探索しに、星雲までジャンプする。科学船は125年救難信号を出し続けていて、それを行なっていたのはケルピアンの女性だった。しかし、科学船には生存者の生体反応を示していて、サルーは彼女の子供がまだ生きていると判断する。星雲の中にいる科学船にたどり着こうとディスカバリーは星雲の中に侵入するが、強烈な放射線のために一旦撤退する。その頃ブックは自身の小型船で星雲を通り抜け、惑星の空域まで辿り着き、情報をディスカバリーに送る。ディスカバリーは科学船の子供を救助すべく、サルー、マイケル、カルバーの3人を転送する。しかし、転送されたところはホログラムの中だった。ホログラムの中でケルピアンの子供であるスカールを探す3人だったが、その過程で大火の原因に遭遇する。一方星雲の外にいるディスカバリーはシールドの修理を行っていたが、エメラルド・チェーンがそこに登場する。チェーンの目的は、ディスカバリーの胞子ドライブとダイリチウム、そしてクルーだった。

感想

物語も佳境に入ってきた「スター・トレック:ディスカバリー」だが、いよいよ連邦が弱体化する原因となった大火について、話が見えてきているのが、今回のエピソードの中心である。それは125年前に遭難したケルピアンの科学船を探索し、生存者を救助するところから始まっており、ケルピアンの生存者がホログラムに囲まれ生き延びていて、彼が大火の原因を作り出していることが明らかになっているのは、驚きである。その一方で弱体化した連邦の脅威になっているエメラルド・チェーンのディスカバリーに対する圧力も今回明確化してきて、ディスカバリーの胞子ドライブも目的になっていることが、リスクになってきている。物語は今回は完結せず、いいところで「次回に続く」状態で終わってしまうので、次が楽しみである。今回、ホログラムの中に入ったサルー、マイケル、カルバーは種族の変更が行われているが、サルー役のダグ・ジョーンズがメイクをしない素顔のままで登場するのは、見どころの一つかなと思う。

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