ファームウェア・アップデートしたEXOFIELD THEATER XP-EXT1で映画「この茫漠たる荒野で」を鑑賞した時のレビュー

映画自体のレビューは、この茫漠たる荒野で(4K UHD/Netflix)/Apple TVで観た映画のレビュー を参照いただきたいが、昨日の記事で、Victorのサラウンドヘッドフォン、EXOFIELD THEATER XP-EXT1のファームウェアがアップデートされた、という内容を書いている。今日、新しく加わった音場感、THEATER ROOM 2でのNetflixのオリジナル映画「この茫漠たる荒野で」を鑑賞したので、そのレビューを書いてみたい。音声はDOLBY ATMOSである。

まず、印象に残るのは、低音の出力がこれまでよりも明確に出てきているということだろうか。低音が効きすぎな部分もあって、ヘッドフォンがびりつく場面もあったが、映画で低音の迫力を求めていた向きには、今回のファームウェアのアップデートは、歓迎できるものになっていると言える。

また、セリフはエコーが抑えられているとのことで、聴きやすくなっている。これも映画鑑賞時には効果ありの環境かなと思っている。

サラウンドはこれまでの空間に比べて、若干フロント側の音場感がスポイルされている感覚を覚える。音の広がり感が後方に偏っているように覚えるが、これは試聴を続けていくことにより、慣れそうである。

DOLBY ATMOSは上方の効果がこれまでも薄かったが、今回のファームウェアでも、弱い。確かに頭上で鳴っているとは認識できるのだが、その高さ感は狭い感覚がある。

これまでの音場感に比べて、今回追加された音場感は、広がりが狭い感覚があるが、その分アクションシーンで充満した音場感を感じることはできる。これは個人の好みかと思っている。

結果的には、映画を楽しむには、この新しく加えられた音場感でもいくつかの課題を気にせずにいられれば、十分に楽しむことはできる。いろいろな意見はあるだろうが、個人的には歓迎である。

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