「ファルコン & ウィンター・ソルジャー」シーズン1第5話「真実」(Disney+)

 あらすじ

ジョン・ウォーカーは相棒が殺されたことに激怒し、フラッグ・スマッシャーズを追い詰め、一人をキャップの盾で斬殺してしまう。その行為は公衆の面前で行われたため、数多くの市民がその行為に恐怖した。サムとバッキーはジョンからキャップの盾を奪い返すべく戦い始め、ジョンの戦意を失わせ、盾を取り戻す。ジョンは裁判にかけられ、キャプテン・アメリカの称号を剥奪され、軍からも排除され、ただの一市民になってしまった。しかし、そのジョンに協力しようとする人物が現れる。サムは、超人血清を受けて超人になっている黒人の老人に会いにいくが、彼はサムの助けを借りようとはしなかった。サムは姉と両親のボートをめぐって話し合い、近所の住民の協力を得て、ボートの修復を開始する。その修復にはバッキーも参加した。盾が手元に戻ったサムは、バッキーと話し合った結果、自分が盾を所有し、正義のために使用する目的でトレーニングを開始する。逃走したジモは、ソコヴィアにいて、バッキーと話をするが、最終的にワカンダの衛兵に連れて行かれる。サムとバッキーは、カーリが動き出すのを待っていたが、カーリは自分の身内が次々にいなくなったことに憤慨し、復讐を誓う。

感想

最終話まで残り2話となった「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」だが、第5話は結構重い展開が繰り広げられている。なんといっても冒頭のジョン・ウォーカーとサム・バッキーとのキャップの盾を巡る戦いが壮絶で、双方の意地が明確に描かれる。ドラマを見ている側からすれば、ジョンの行為はキャプテン・アメリカに相応しくないと言えるのだが、ジョンはそう思ってはいない。それは、物語のエンドクレジット中のおまけ映像で、ジョンが何かやろうと企んでいることからも明らかである。ジモの逃走は話が膨らむかと思ったら、今回のエピソードで意外とあっさりワカンダに捕まっている。今エピソードで印象的なのは、サムの両親が残していったボートをバッキーを含む住民が和気藹々と修復しているシーンではないだろうか。サムとバッキーの関係もかなり良くなっていると言える。そして、サムがキャップの盾を使いこなすべく、トレーニングを開始するのは、象徴的である。ラスト1話でどう展開するのか先は読めないが、期待大である。

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