スター・トレック ヴォイジャー 第96話「新生ボーグの悲劇」

原子星雲を調査中のドクターとセブン、パリス、トレスは星雲の爆発に飲み込まれ危機に陥る。緊急転送で無事救出された4名だったが、ドクターのホロ・エミッターがセブンのナノプローブと同化し、新たな生命体を生み出してしまう。わずか1日で成人になった新しいボーグは、ワンと自ら名乗り、艦の情報をどんどん吸収していく。そして意図しない通信により、ボーク・スフィアを呼び出してしまう。

ボーグをテーマにしたエピソードの中では、ボーグと人間の対比みたいなものを描き出した貴重なエピソードといえる。セブンが新生ボーグであるワンの教師となって、個人の重要性を説いていくさまは、スター・トレックらしい展開といえる。そしてボーグの情報をほしがりながらも、最後はヴォイジャーのために自ら死んでいくワンの立ち位置も素晴らしいものがあった。どうもヴォイジャーではボーグの脅威みたいなものがあまりない感じがするので、今回のようなエピソードは必要かと思う。

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