レビューの詳細は、GAME OF DEATH(Blu-ray/CRITERION)/ブルース・リー/死亡遊戯/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。ブルース・リーの死後5年を経過してから劇場公開されたのが、この「ブルース・リー/死亡遊戯」である。「燃えよドラゴン」撮影前にクライマックスシーンだけ撮影していた「死亡的遊戯」のフッテージをクライマックスに持ってきて、それに辻褄合わせるためのストーリー展開を考えたのが、この「ブルース・リー/死亡遊戯」である。本物のブルース・リーが登場するのはクライマックスのわずか10分程度で、あとは代役の俳優がブルース・リーに扮して演技やアクションをしているが、流石に今見ると本物と代役の差は歴然としていて、物語に無理があると言わざるを得ない。ブルース・リーの生前の映像を流用するため、ブルース・リーの役柄はビリー・ローというアクション映画俳優になっていて、「ドラゴン怒りの鉄拳」、「ドラゴンへの道」あたりの映像も多数流用されているが、本物のブルース・リーの葬儀の映像まで流用するのは、流石にやりすぎだと思う。ブルース・リーが生前撮っていた「死亡的遊戯」のフッテージは、クライテリオン・コレクションの「BRUCE LEE:HIS GREATEST HITS」の中で、特典映像として、2020年に再編集と音声のリミックス、アフレコを施して、見ることができるので、結構貴重な特典である。映像はクライテリオンだけあって、かなり精細感があり、色乗りも十分にある。音響はPCM 1.0ch 英語のモノラル音声ではあるが、迫力ある音質になっている。
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