映画「ブルース・リー/死亡の塔」(輸入盤Blu-ray/CRITERION)

映画・テレビ

 レビューの詳細は、GAME OF DEATH II(Blu-ray/CRITERION)/ブルース・リー/死亡の塔/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。ブルース・リー出演作として歌われているが、実はブルース・リーの出演シーンがほとんどないサギのような映画が、この「ブルース・リー/死亡の塔」である。ブルース・リーが生前撮りためていた未使用フッテージを使用、と宣伝にもあったが、実際は「燃えよドラゴン」の没テイクを流用しただけで、新鮮味はない。ただ、ブルース・リーの幼少期に出演していた映画のフッテージが、登場人物であるビリー・ローの幼少期の回想シーンとして使われているので、そこだけは見どころである。物語はブルース・リーのそっくりさんであるタン・ロンがブルース・リー演じるビリー・ローの弟ボビー・ローに扮して、死んだビリーとビリーの友人であるチン・クーの死の謎に挑むというもので、ブルース・リー出演作として宣伝しなければ、そこそこのカンフー映画としては楽しめる。何せ、ブルース・リー扮するビリー・ローは物語開始30分で死んでしまい、舞台から消え去るからである。何にしても、ブルース・リー・ファンには拍子抜けを喰らった作品であり、正当な評価は難しいのではないかと思われる。クライテリオン・コレクションの「BRUCE LEE:HIS GREATEST HITS」の中でも、この作品はフィーチャー・フィルムとして扱われず、特典ディスクの映像特典として収録されているので、画質は終始傷やノイズに溢れている。色乗りは十分にあるのだが、マスタリングをやり直していないようで、さすがおまけ映像扱いなだけはあると感じるところである。音響もDOLBY DIGITAL 1.0ch 英語のみの収録で、音の厚みは薄い。また、英語字幕も無しなので、ヒアリング勝負である。

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