ウェンズデー シーズン1 エピソード6「悪意の代償」(4K UHD/Netflix)

あらすじ

ウェンズデーは、ネヴァーモア学園の芝生に書かれた「火の雨が降る」という警告を調査していた。そこで、「霊廟に来れば謎がわかる」というメッセージを受け取り、ウェンズデーは霊廟に行く。しかし、それは学友たちのウェンズデーの誕生日サプライズだった。自分の誕生日に関心のないウェンズデーだったが、霊廟にも「火の雨が降る」という文字が刻まれているのを見つけ、それに触ると、昔に魔女狩りで殺害されたグッディのお告げがあり、ゲイツ家に謎を解く鍵があると知らされる。ゲイツ家に行ったウェンズデーは、町長が屋敷から出てくるのを目撃し、保安官に電話で何か話しているのを聞く。それで、町長を追いかけたのだが、町長は何者かの運転する車にはねられ、重傷を負ってしまう。保安官やネヴァーモア学園の園長に警告を受けながらも、ウェンズデーは謎を解こうと、タイラーやイーニッドを巻き込んで、ゲイツ家の屋敷を捜索する。そこで、いくつかの謎が解けかけるのだが、何人もの人を犠牲にした怪物が登場し、ウェンズデーたちに襲いかかる。

感想

物語もクライマックスに近づいてきて、徐々にだが謎が解け始めるのと、新たなる謎が登場し、ミステリーとしてなかなか秀逸な展開になっていると思う。その一方で、学園に馴染まないウェンズデーが、イーニッドやタイラーたちとの付き合いを通して、自分が孤独であることへの嫌悪感を抱くようになるというのも、ウェンズデーの成長物として見ることができる。しかし、孤独であることへの嫌悪感を抱きつつも、ウェンズデーが町に隠れる謎を解き明かそうとする姿勢にブレはなく、その辺は名探偵物というカテゴリーに分類されるのではないかと思う。ウェンズデーは変わり者だが、名探偵の要素は持っていると思う。まだ、謎がいくつも残っているが、残り2話でその謎が解明するのか、かなり気になるところである。

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