映画「ミニミニ大作戦(2003)」(Apple TV 4K/iTunes Movies/4K UHD)

レビューの詳細は、ミニミニ大作戦(2003)(4K UHD/iTunes Movies)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。iTunes Moviesのバーゲンセールで、以前に買ったものの、気分的に見る気にならなかったこの「ミニミニ大作戦(2003)」だが、今日起きてから「映画を何見よう?」と思った時にこの映画を見る気になったので、視聴した次第。

映画としては、1969年の同名映画のリメイク作であるということと、ミニ・クーパーが活躍する映画だということだけは知ってはいたものの、オリジナル作もこのリメイク作も未見であったため、初めて見るストーリーに結構興奮して楽しんだのは事実である。内容的には軽い展開のストーリーであり、登場人物の内面を深く描く内容ではないため、気軽に見られる作品だと思う。

邦題の「ミニミニ大作戦」は、多分クライマックスで活躍する小型自動車、ミニ・クーパーから来ていると思うのだが、まさに主人公たちが裏切り者から金塊を奪取するための道具としてミニ・クーパーのサイズを最大限活用した計画を実行に移していて、確かにミニ・クーパーでなければできない行動だな、と納得するところではある。

登場人物は結構豪華スター共演で、マーク・ウォールバーグをはじめ、エドワード・ノートン、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ステイサム、セス・グリーンなど多彩な顔ぶれが揃っている。さらにゲスト的出演としてドナルド・サザーランドも登場し、華を添える役割を担っている。誰か一人が飛び抜けたスターというわけでもないので、群像劇としての出来栄えはいいと思う。

映像は4K/DOLBY VISIONで収録されている。IMDbでは2Kマスターを35mmフィルムから作ったと記載あるが、調べたら2023年2月19日現在では、まだ4K UHD Blu-rayのリリースがされていなかった。アメリカでは5月16日にリリースされるみたいだが、日本ではわからない。なので、先にiTunes Moviesで4K配信してしまっている状態みたいである。IMDbでは2Kマスターと書いてあるのでそれを信用するならば、今回試聴のiTunes Moviesの「ミニミニ大作戦」はアップスケール4Kになり、解像度も確かにそれなりの精彩感に落ち着いていると思う。フィルムだからということではなく、デジタルマスターの情報量として4Kの高精細感は出ていない感じである。DOLBY VISIONによる色彩管理は高コントラストになっていると思う。色自体はどことなくモノトーン的で、明るい場面と暗い場面の差がはっきり出ていると思う。

音響はDOLBY DIGITAL 5.1chサラウンドである。Apple TV 4KにBeats Fit Proを接続し、空間オーディオでヘッドフォン再生をして視聴したのだが、時々自分の前方上方に音像が出現している時がある。5.1chしか情報量はないので、前方情報に音像が定位することはないと思うのだが、面白い効果ではある。それを抜きにしても、空間オーディオによるマルチチャンネル効果は視聴者の前後左右に音が移動し、迫力ある効果を発揮している。

Amazon Prime Videoで「ミニミニ大作戦(2003)」を見る

コメント

タイトルとURLをコピーしました