香港映画の日本版4K UHD Blu-rayとCRITERIONのBlu-rayをネットの情報で比較する

先日のアカデミー賞で主要部門を独占した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」。カンフー映画という事もあってか、珍しがられている。

で、カンフー映画といえば、香港映画だよな、そういえばブルース・リーの映画って日本では4K UHD Blu-rayでリリースされていたのだっけ? と思い、Googleで検索をかけたところ、確かに日本でリリースはされていた。「燃えよドラゴン」を除いた4作品が4K UHD Blu-rayでリリースされていた。

しかし、Amazonでレビューを見たのだが、どうも僕が所有しているアメリカのレーベル、CRITERIONのブルース・リーのボックスセットと比較しても、日本版の4K UHD Blu-rayが圧倒的な画質優位というわけでもなさそうである。色彩管理が日本版4K UHD Blu-rayもSDRなので、CRITERIONのBlu-rayと解像度以外違いがないどころか、CRITERIONのBlu-rayの方が画質がいいという意見もあった。

その他に香港映画のCRITERION版を持っていたなと思い、Blu-rayのラックを探してみたら、まだ未見のジャッキー・チェンの「ポリス・ストーリー」「ポリス・ストーリー2」が出てきた。さらには一昨年見てしまったが、「ウォン・カーウァイの世界」のボックスセットも出てきた。これらも日本とかイギリスでは4K UHD Blu-rayがリリースはされているのだが、なんかネットの評判ではCRITERIONの方がいいのである。香港映画の4K UHD Blu-rayがSDRの色彩管理のため、CRITERIONの独自テレシネ技術の方が優れている、という話である。

そういう意見を目にすると、あえて日本版の4K UHD Blu-rayをコレクションしなくてもな、という気がしてくる。特に4Kの肝は解像度が2Kよりもきめ細かいことよりも、HDRの有無で映像の色彩がリアルかどうかだと思っているので、SDRの香港映画だと、あまり4K UHD Blu-rayの意義を見出せないのである。日本語字幕があるから物語が理解しやすい、という利点はあるが、英語字幕で映画を見ることに慣れている身としては、あまり大きな利点にはなっていない。

しばらくはコレクションしたCRITERION版のBlu-rayを視聴することで楽しんだ方がいいかなと思っている。

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