「シークレット・インベージョン」シーズン1第6話「故郷」(Disney+)

あらすじ

ニック・フューリーは、グラヴィクとの最後の対決に向けて、キャロル・ダンヴァーズをはじめとするアベンジャーズのDNAを持って、ロシアの廃棄された原子力発電所に赴く。ニックはグラヴィクと対峙するが、放射能の影響で息も絶え絶えになっていた。ニックに対し、グラヴィクは自身の人間の姿を形作った殺人についての話をし、ニックの責任を追求する。ニックはそれに対して同意し、アベンジャーズのDNAを渡すから、地球から出て行って他の住む星を探せ、と話すが、グラヴィクは受け取ったDNAを使ってスーパースクラル人になる。しかし、ニックは実は本人ではなく、あるスクラル人が偽装していて、その人物もスーパースクラル人になったので、グラヴィクとの対決に挑むことになる。その頃、本物のニックは大統領に対してローズ大佐がスクラル人だから信用するなと近づいていく。その行動にロシアの諜報員ソーニャも同調し、ローズ大佐は追い詰められていく。

感想

全6話のシリーズ最終回のこのエピソードは、とりあえずグラヴィクによるスクラル人の地球侵略作戦そのものは止められたものの、なんかすっきりしない後味が良くない終わり方をしている。綺麗に大団円を迎えるわけでもなく、スクラル人と地球人の対立が深まった状態で終わるので、まだこの続きが別のシリーズで尾を引きそうな気配がある。ガイアがこのエピソードで大きな役割を果たしているが、それはストーリーのネタバレになるので、意図的に書いていないが、彼女の行動は結構重要である。それとニックとスクラル人のプリシラとの男女の愛情はちゃんと描き切っていて、そこには好感が持てる内容にはなっている。地球人とスクラル人の対立は深刻なまま終わるが、ニックとプリシラの今後の活動によっては緩和していくのかもな、という終わり方にはなってはいるし、ソーニャの動きもそこに関係しそうな部分はある。11月公開の「マーベルズ」でもニック・フューリーは登場するし、そもそも「キャプテン・マーベル」自体がスクラル人の地球移住の話の発端なので、「マーベルズ」でも少しは触れられるのかもしれない。どちらにしても、スーパーヒーローものではないこの作品は、意外性があって個人的には面白かったと思っている。批評家やファンの評判は良くないようだが。

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