TM NETWORKの「SPPEDWAY(REMASTER)」を聴いての感想

昨日、TM NETWORKの「NETWORK Easy Listening (REMASTER)」を聴いての感想を書いている。その時に、「まだ聞けていないCD等は聴いたら、また感想を書きたい」と書いたので、書いた後聞いた「SPEEDWAY (REMASTER)」の感想を書いてみたい。

「NETWORK Easy Listening(REMASTER)」と同じく、「SPPEDWAY (REMASTER)」も音圧はかなり大きい。よって、ボリュームをかなり絞らないと近所迷惑になる。ボリュームをかなり絞ってもドラムとベースの音が結構響くので、リマスターの成果は出ていると思うし、音質も良くなっている。

「SPEEDWAY (REMASTER)」は、TM NETWORK結成前に木根尚登と宇都宮隆、途中から小室哲哉も参加した前身バンド「SPEEDWAY」が2008年に存在していたら、と言う仮定の元制作されたアルバムである。そのコンセプトがあるせいか、アルバムの半分の楽曲の作曲を木根尚登が担当するというTMのアルバムの中でも珍しい構成になっている。TMのコンセプトの中では、木根尚登はバラード専門に楽曲を作曲することが大半であったからであり、大抵はアルバムの中の2曲も担当すればいい方だったからである。

それがこの「SPEEDWAY(REMASTER)」ではアルバムの半分6-7曲を担当すると言う前例のない構成になり、TMのアルバムにしては珍しくフォークロック的要素が強いアルバムに仕上がっている。また、当時小室哲哉がトラブルに巻き込まれていて、楽曲制作に力を入れられなかったのも、影響はありそうである。「WELCOME BACK 2」の歌詞なんかはその最たる例かと思う。

「NETWORK Easy Listening(REMASTER)」と同じく滅多に聞かないアルバムであるが、改めて聴くと、「SPEEDWAY」と言うバンドが2008年に存在していたらと言う仮定のもと作られたアルバムとしてランドマーク的内容にはなっている。

TM NETWORKファンならばCDは持っているだろうけれど、音質は向上しているので、リマスター版を押さえておくのは必須だろう。

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