エコー シーズン1第3話「トゥクロ」(Disney+)

あらすじ

1800年代のチョクトー族のトゥクロは、女性ながら銃の腕前が優れていた。しかし、父からは「女性は守るものであり、男性は攻めるものだ」と言われて悪党狩りに参加させてもらえなかった。

しかし、悪党狩りを進めていた父は悪党の罠にハマって苦戦する。それを察したトゥクロは、戦いに参戦し、父の苦境を解消する。

時代は現代に戻って、マヤはトゥクロやその前のチョクトー族の幻影を見ていた。その時に何者かがマヤを拉致する。

拉致したのはスケートリンクの靴管理係のヴィクターであり、彼はどこかにマヤの情報を漏らすことで、金を得ようとしていた。ヴィクターはスケートリンクの支配人であり、マヤの親戚であるヘンリーをも拉致していた。マヤは逃げ出そうとするができずに、そのまま監禁されてしまう。

スケートリンクにボニーが訪れるが、ヘンリーは言葉では「なんでもない」と言いつつも、手話で危機をボニーに知らせようとする。ボニーもそれを察して警察に連絡しようとするが、ヴィクターに監禁されてしまい、図らずもマヤと再会する。

マヤはボニーやヘンリーを解放して脱出を図ろうとするが、その時ヴィクターが連絡したゼインという悪党が手下を連れてやってきて、ヴィクターは殺されてしまう。マヤはゼインの手下を次々に倒していくのだが、ボニーを人質に取られてまた降参する。

マヤとヘンリーはゼインに処刑されそうになるが、何者かの連絡によって命拾いをする。

マヤは、祖母に会うように勧められ、新しくなった義足を得て、祖母の家に足を向ける。そこには意外な人物が待ち受けていた。

感想

第3話まで見て、実はサブタイトルがずっとここまでチョクトー族の女性の名前だったことに気付かされたのが、記憶に残る。どのエビソードも冒頭はチョクトー族の女性のエピソードが意図的に描写され、どうもマヤの身体能力が彼女たちの能力とリンケージしているようだというのが薄々わかってくる。

冒頭のチョクトー族のトゥクロのエピソードは、なんとモノクロでスタンダードサイズの映像、かつセリフなしの無声映画っぽい演出になっていて、それはそれで面白いと思っている。単なるエピソードではなくて、後半のマヤの活躍シーンでフラッシュバックのように冒頭のエピソードシーンが入るので、重要な関係があるのだと認識できる。

物語は佳境に入ってきて、キングピンを倒し、彼の縄張りを壊滅に追い込むマヤに迫る危機を描いた話になっているが、マヤだけでなく彼女に関係する人々も巻き込んでいくところに、マヤの危うさを感じ取ることができる。子供の頃別れたボニーとの再会のシーンも感傷的ではなく、危機回避の中でのテンション高い部分なので、圧倒的映像シーンの中で進んでいく。

物語はラストで死んだはずのキングピンに関しての新たな映像が入ることで次に繋げる展開になっていくが、それよりもマヤが受け継ぐチョクトー族の血筋の展開の方に興味が移っている。

ラスト2話でどう話を収めていくのか、興味ある展開になっている。

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