去年のゴールデンウィークあたりに、「母が認知症になって、資産凍結されそうだ」と父からSOSが上がって、急遽ゴールデンウィークに実家に帰省し、家族会議をした。
その時、調べた限りでは家族信託が資産凍結に対応する一番いい手段に思えたので、父に提案をしたのだが、父が司法書士に出向いたところ、母の資産の額程度では家族信託の手続き費用がバカにならないので手続き取るのはやめなさい、と司法書士から言われて家族信託の手続きを取らなかった経緯がある。
その後、父が苦戦しながらも母の資産のうち契約解除が面倒な投資関係の資産を無事普通銀行の口座に振り出すことができて、一安心かと思っていた。
この正月は実家に帰省していたのであるが、考えたらこの時から母の認知症の症状が悪化しているのを薄々感じ取っていた。食事の用意は父が対応していたし、トイレで粗相をしてしまったりもした。
別件で土曜に実家に電話した時に、父から正月の時よりさらに母の認知症が悪化していることを知らされた。時々暴力を振るわれるという。
こうなると、父一人に介護を任せるのも厳しいなと思ってきた。とはいえ、現在福岡住まいの僕は、実家に簡単に帰省して母の面倒は見られない。交通費もバカにならないし、移動時間も行くだけで半日を要するからである。
それで、考えられるのは、会社との交渉だった。母の介護について相談中である。その内容はまだ書けないが、母の介護を父だけに任せるのではなく、僕も関与していけるようにしていきたい、と考えている。
とはいえ、母の介護のために自分の人生を犠牲にはしたくはない。そのため、会社を辞めてまで介護に入るつもりは毛頭ないし、自分の週末の映画鑑賞は続けられるようにはしたいとは思っている。
その辺を色々考えながら、会社と交渉をしていきたいとは思っている。
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