今日は祝日——といっても土曜日なのだが、母の四十九日があったので、実家に顔を出した。僕自身は木曜日からの4連休だったが、今日は母の四十九日の法要を営むため、お寺に向かう予定があった。普段は顔を合わせる機会が少ない弟家族にも出席をお願いしていたので、今日は僕の身内が全員揃う形になった。
天気はあまり良くなかったが、法要自体は滞りなく進んだ。実は母の遺骨の納骨がまだ済んでおらず、今日の四十九日の法要の後に僕の家の墓へ納骨することになっていた。
11時から四十九日の法要が始まった。法要の途中、お坊さんから「般若心経」を唱えるよう促され、一緒に唱えたのだが、息が続かず苦労した。普段、在宅勤務で人と話す機会が少ないせいか、肺活量が落ちているのを感じた。さらに、滑舌も悪くなっているように思う。それでも、お坊さんの唱えるお経を聞きながら自分も「般若心経」を唱えていると、心が落ち着くのを感じた。いろいろな問題を抱えている僕だが、この時だけは心が安らぎ、穏やかな気持ちになれた。
法要は1時間ほどで終了し、その後、僕の家の墓へ行き、母の遺骨を納骨した。墓石には母の戒名がすでに彫られていた。父が手配してくれたものだが、母の亡くなった年齢を考えると、僕の祖父母や他の親族に比べてまだ若いなと改めて思った。納骨が無事終わったものの、墓石の土台がかなり劣化しており、コーティングはするものの雨漏りの可能性があると指摘された。そのため、父は別途、墓石の修繕を手配することになりそうだ。
納骨を終えた後、お寺にお気持ちをお支払いし、身内で昼食会を開いた。昼食会といっても精進落としではなく、普通のレストランでの食事だった。父が姪に「好きなだけ食べていいよ」と声をかけると、姪はその言葉をしっかり受け止め、たくさん食べていた。僕はそれを見て「若いっていいな」と思ったが、僕自身も食事が美味しく、結構食べてしまった。
実家の近所はここ数年で様々なカフェやパン屋ができていて、少し驚いた。こんなおしゃれな街だったかなと感じたほどだ。僕の中では、実家のある土地は田舎っぽいイメージだったので、そのギャップに少し戸惑った。新しくできた手作りパン屋にも家族で立ち寄り、翌日用のパンを購入した。その味がどうなのかは、翌日のお楽しみだ。
実家に戻ってからは、弟家族や父といろいろ談笑した。僕が福岡で長く生活していたこともあり、弟の妻や姪たちの連絡先を知らなかったが、横浜に戻ってきたこともあり、今後の緊急時に備えて弟の妻や姪たちの電話番号やLINEを登録させてもらった。普段使うことはないだろうが、いざという時には役立つはずだ。
16時頃に弟家族が帰宅した後も、僕は実家に残り、父から母の遺産相続に関する情報や通帳などを受け取った。その際、父が「夕食どうしよう?」と言うので、時間も時間だしということで父と一緒にファミレスへ行き、あっさり目の定食を食べた。父はまだ母の死のショックから立ち直れていない様子で、僕のような独り者でも子どもと一緒に食事をすると安心するようだった。僕自身も少し疲れていたが、夕食までは父と一緒に過ごし、その後、自宅へ帰った。
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