あらすじ
警官殺しの罪に問われたヘクターは、マードックの弁護のおかげで無罪を勝ち取った。しかし、再びホワイト・タイガーとして街を守ろうとしたヘクターは、何者かによって銃殺される。
マードックはヘクターがどのように殺されたかを探ろうとしていたが、銃弾はヘクターの頭を貫通していて行方が分からず、薬莢すらもどこにあるのか分からなかった。ヘクターの姪がヘクターの遺体を見ようとするが、マードックはそれを押しとどめる。ヘクターの姪は「警察が伯父を殺した」と言い張る。マードックには返す言葉もなかった。
ウィルソン・フィスクと妻のヴァネッサはカウンセリングを受けていて、フィスクが行方不明だった時にヴァネッサがアダムという男と浮気をしていたことで、夫婦間に亀裂が入ったことを二人は認める。そのアダムの行方はわからないままだったし、フィスクも詳細を話そうとはしなかった。ただ、ヴァネッサはフィスクが自分に対してDVを振るわなかったことだけは認めた。
マードックは新たな犯罪者の弁護をすることになる。ブラッドフォードという黒人で、彼は店からポップコーン5箱を持ち逃げした罪で捕まっていた。ブラッドフォードは、過去から何回も犯罪を繰り返してきたので、刑務所に服役する期間が長くなりがちだったが、マードックに司法取引で保護観察処分にするよう依頼する。
マードックは司法取引を検察とするのだが、本来ならば30日以上の刑務所服役になるブラッドフォードを10日間の服役にするのが限度だった。マードックはブラッドフォードにそれを告げるが、ブラッドフォードは経費のかかる服役を推進する検察に不満を募らせる。
フィスクは、ニューヨークの港を整備して、新たな貨物取扱構想を推進しようとするが、部下であるシーラなどからの助言により、シーラの考える方法で推進することにする。シーラからすれば、フィスクの進め方は性急すぎるのである。
マードックは、ヘクター殺害の証拠になる薬莢をようやく下水道から見つけ出す。その薬莢には髑髏マークが書かれていた。マードックはフランクに会いに行く。フランクはヘクターを殺害したのはパニッシャーの信奉者だろうと当たりをつけるが、フランクはマードックに「デアデビルとして動かないことに焦りを感じているのだろう?」と追求する。マードックはフランクに痛いところをつかれて動揺する。
感想
物語は次第に本筋に入りつつあるように思えるが、Netflix版の「デアデビル」を見ていないから、話の筋がわかりづらい部分はいくつかある。例えば、フランクというキャラが登場するが、このキャラはなんなのか? と見ていて思ったが、後で調べるとパニッシャーだったり、世界観を知っていると余計に面白くなる展開になっている。
話の筋は、ヘクターが殺されたことでその犯人を捜索するマードックと、ニューヨークを自分の意のままに変えようと画策するフィスクの両輪を交互に描くことで、善対悪の戦いが始まりつつあるのかな、という思いを強く感じるようになっている。
その中でも今回のエピソードでは、ブラッドフォードという軽犯罪を繰り返す黒人の弁護をマードックが引き受けたことで、ブラッドフォードが経費のかかる刑務所服役より、経費のかからない保護観察を望むという現実の世界観でもあり得る設定を持ち込んでいたりして、なかなか見応えはある。
そして、フィスクが行方不明だった時に妻であるヴァネッサが浮気していたアダムという男の末路についても、物語最後の方で事実が明かされ、衝撃を受けてしまう。単純な善悪の話というより複雑に入り組んだ話が多いので、集中していないと見逃すエピソードが多い。
ラスト近くで、マードックが再びデアデビルとして活動をするのではないかという予兆を見せているところは、かなり興味深い。次のエピソードも期待できそうである。
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