レビューの詳細は、『ドアーズ』4K UHD Blu-ray(輸入盤)のレビュー|ジム・モリソンの破滅と詩情を描く、オリヴァー・ストーン流ロック伝記映画【Dolby Vision / Dolby Atmos】を参照のこと。
この映画は今日、4K UHD Blu-rayで鑑賞するまで、見たことがなかった。輸入盤レーザーディスクでもDVDでも買ったことはないし、当然劇場でも見たことはない。1991年制作のこの映画の4K UHD Blu-rayを買った理由は今となっては定かではないが、おそらく映画「地獄の黙示録」でドアーズの「ジ・エンド」が使われていたことから、ドアーズというバンドのことが気になっていたのだろうと思う。
ドアーズのジム・モリソンというと過激なステージパフォーマンスの話ばかり聞いていた。だから、伝記映画である「ドアーズ」で何か本当なのか知りたいとは思っていた。もちろん伝記物とはいえ、映画だから脚色した部分も多いだろうとは思うのだが、今日、この映画を見て、ようやくジム・モリソンの過激なステージパフォーマンスの真相を知った次第である。
ステージ上だけでなく、私生活でもジムで破滅的な生活を送っていることを知り、ここまで破滅的でないと未来に名を残るスターとして生きていけなかったのかな、と思うところがある。ヴァル・キルマーがジム・モリソンを熱演していて、本物のジム・モリソンがスクリーンにいるかのような感覚を覚えた。
この4K UHD Blu-rayは劇場公開版の他にTHE FINAL CUT版も収録されている。元がフィルムである本作をデジタルリマスターした際に、監督であるオリヴァー・ストーンが再編集を施したとのことである。なぜか劇場公開版より上映時間が3分短くなっている。音響もDolby Atmosに再ミックスされている。
音響のDolby Atmosのミックスはかなり聞き応えがある。天井方向への音場の拡張が著しく、かなり効果的に使われているからである。ドアーズの楽曲が頭上で鳴り響くとなかなか面白い。
1980年代に人気を博したものの1995年に倒産したカロルコ・ピクチャーズ制作の本作は、劇場公開時には失敗作として見なされているが、THE FINAL CUT版として再編集されたことで、再評価されてもいいのではないかと思う。

コメント