カークたちは乗組員の休暇にかつて訪れたことのある遊園惑星を再訪していた。しかし、上陸したマッコイが首をはねられそうになり、緊急転送を行う。その中でウフーラだけが、機械に捕まり、星を管理するコンピューターと対面する。この遊園惑星の管理者が死亡し、コンピューターは事実上の管理者となり、宇宙船を人間の管理者と勘違いして、人間を抹殺しようとしていたのである。カークたちはウフーラ救出のために再度上陸し、勘違いしたコンピューターに対面するために、ある作戦を練る。
スター・トレックではよくある発達したコンピューターが、人間を排除しようとする展開。宇宙大作戦の「おかしなおかしな遊園惑星」の続編ともいえるストーリーだが、今回は人間の考えていることが現実になるというのではなく、生命体の管理者が死亡したためにコンピューターが独自に発達し、コンピューターが人類を排除するために現実を作り出すという逆の展開になっている。ラストはコンピューターに自身の能力を悟らせ、遊園惑星のきちんとした管理者になるという話で面白い。大体スター・トレックは高度に発達したコンピューターは、人間を超えるのか、という問いかけが多いが、今回の話のその一つであろうと思われる。実際は人間の方がコンピューターより上回っているところに落ち着くが、現実の世界では一部コンピューターの方が上回り始めているようにも思える。その辺がSFと現実の違いであろう。
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