iOS 11のバッテリードレインの原因を調べる方法

このブログで度々iPhone Xのバッテリードレインの記事を書いている。何回か、症状を特定したと書いたが、現時点では症状は再発している。原因については、今までよくわからなかったのが事実である。実はXcode付属のアプリInstrumentsのログ記録において、Audio CPU Activityが1%程度の消費をずっと続けていて、これが原因かなと思っていたが、別の可能性もあったので別の方法を試してみた。別の方法は、MacRumorsという英語のApple製品に関する情報を提供するサイトでのフォーラムで、
iPhone X Battery Usage The Same As Standbyというまんまの内容の書き込みの中にあった調査法である。それはiPhoneをバッテリードレインが起きたまま、バッテリー残量が0%、つまり電源がシャットダウンするまで放置しておく、というものである。バッテリーが0%になるまで放置しておくと、0%の時に設定.appの「プライバシー」-「解析」-「解析データ」の中にLowBatteryLogというログファイルができる。もし、バッテリーが0%になるまでiPhoneをいじらずに放置しておけば、そのログファイルには、バッテリーを異常消費しているプロセスが記録されているはずである。僕の場合、ログを見たところ、
mediaserverd: com.apple.audio.VAD [vzzz] AggDev 2.context.preventuseridlesleep
PreventUserIdleSystemSleep == 255, held for 48:22:35

となっていて、InstrumentsのAudio CPU Activityの低レベルでの稼動と一致するようである。これの解決方法はわからないが、もし、iPhoneでバツテリーの異常消費を起こしていて、原因がわからないという場合には、上記のようなログの取り方で、原因がわかるかもしれない。ちなみに前にこの手法を使った時、放置しないでTwitterアプリでバッテリーを0%にした時には、Twitterアプリがバッテリーを消費というログが現れていたので、気をつけたい。

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