レビューの詳細は、ペット・セメタリー(4K UHD/iTunes Movies)/Apple TVで観た映画のレビュー を参照のこと。モダンホラー小説の大家であるスティーヴン・キングの原作小説を、キング自身が脚本を書き、女流監督であるメアリー・ランバートが映画化したのが、この「ペット・セメタリー」である。キング自身も葬式のシーンでカメオ出演していて、これにはちょっと驚いた。キング原作小説の映画化は失敗作が多く、評価も低いのが通例だが、この映画も評価は低い。ただ、チケットの売り上げは製作費の約4倍強を稼ぎ出しており、スマッシュヒットを放っている。話は、自分の息子が突然事故で死んでしまい、死者が生き返るという禁断の土地に息子を埋葬することで起こる恐怖を描き出したものになっているが、ラストは結構不気味な終わり方をしている。1990年代にVHSのビデオか何かで見た記憶はあるのだが、話は忘れていて、どう展開するのかとても興味を持って鑑賞することができた。映像は4K/DOLBY VISIONで収録されていて、マスターデータも4Kで保管されているのであるが、元々が35mmフィルムであるせいか、思ったほど高精細な映像にはなっていない。DOLBY VISIONの映像もくっきり、はっきりの映像ではなく、中間色の再現性に努めている感じで、手放しで褒められるほどではない。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chであるが、サラウンド感は素晴らしいものがあり、ホラーの定説として、サラウンドを最大限発揮した音場を作り出している。
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