映画「マイティー・ソー/バトルロイヤル」(IMAX 3D/ユナイテッドシネマ キャナルシティ13)

快進撃を続けるマーベルコミックの人気シリーズ「マイティー・ソー」シリーズの第3弾であり、一応の完結編が、この「マイティー・ソー/バトルロイヤル」である。あらすじは、ソーやロキの実の姉に当たるヘラという死の女神が幽閉状態から解き放たれ、ソーも太刀打ちできないまま、辺境の惑星サカールに飛ばされてしまい、そこで戦士としてバトルロイヤルをする羽目になるという展開である。予告編でも流れていたが、ソーのバトルロイヤルの相手は、ハルクなので、仲間同士の戦いは見応えがある。そしてハルクはクライマックスでも活躍するので、ソーだけの映画になっていないところがミソである。また、前半であるマーベルのヒーローが登場するのは、嬉しい誤算である。登場しないものの、トニー・スタークを意識させるセリフも多々あり、アベンジャーズとの関連性の深い作品になっている。内容は結構ギャグが多く、楽しい出来になっていて、他のシリーズとは一線を画している。ラスト後のおまけ映像は、「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」につながる展開らしいので、要チェックである。