映画「エターナルズ」(IMAX 2D/ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13)

マーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ4の3作目に当たる映画が、この「エターナルズ」である。アカデミー賞受賞監督である、クロエ・ジャオが監督したことでも話題のこの映画ではあるが、他のマーベル映画とは様相が異なり、どことなく神話の世界の話のように感じる。これまでのマーベル映画の中で神話の世界を舞台にした映画というと、「マイティ・ソー」がそれに当たるが、「マイティ・ソー」が人間世界との関わりを強く描いていたのに比べると、「エターナルズ」はその辺の描写が薄い気がする。紀元前からディヴィアンツによる人類への攻撃を防いできたのが、エターナルズではあるが、特定の人間との関わりはなく、エターナルズが現代の地球で直面する問題に対し、どう人類を守るのかが、人類の描写抜きで描かれていて、他のシリーズとは一線を画している感がある。他のシリーズとの関係性も薄く、マーベル初心者でもとっつきやすいのではないかと思う。IMAX認証カメラで撮影されていることもあり、IMAXに最適化されたシーンがかなりあり、迫力はある。

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