映画「燃えよドラゴン ディレクターズ・カット」(輸入盤Blu-ray/CRITERION)

映画・テレビ

 レビューの詳細は、ENTER THE DRAGON:SPECIAL EDITION(Blu-ray/CRITERION)/燃えよドラゴン ディレクターズ・カット/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。クライテリオン・コレクションの「BRUCE LEE:HIS GREATEST HITS」で特典映像ディスクの中に収録されているのが、この「燃えよドラゴン ディレクターズ・カット」である。配給会社のワーナー・ブラザーズがDVD以降ずっとリリースしているのが、こちらのバージョンであるが、クライテリオンではレーザーディスクで標準だった1973年の劇場公開版をフィーチャー・フィルムとしているので、「燃えよドラゴン ディレクターズ・カット」はおまけとして入っている状態である。おまけではあるものの、画質は劇場公開版と同じく2KマスターからのBlu-ray化であり、音響はPCM 1.0ch 英語の他にdts-HD MA 5.1ch 英語のサラウンドトラックも持っている。残念なことに英語字幕はないので、視聴は少々難である。内容は1973年劇場公開版に3分程度のシーンを追加したものであり、実は1973年の香港劇場公開版の内容と同じものである。ただ、このバージョンはよりブルース・リーの哲学を強く感じさせるものになっている。5.1chサラウンドはラロ・シフリンの音楽が空間的広がりを得て、魅力的ではあるが、効果音の移動感はあまりなく、モノラル的であるところが特徴である。

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