「MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004」を聴いての感想

 2021年6月15日に、「MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004」という佐野元春デビュー40周年を記念した究極のCD BOXセットが届いたことを書いている。買ったときには、「全部のCDを聞くことはないだろうな」と思っていた。しかし、ファーストアルバムの「BACK TO THE STREET」を聞き始めたら、結局1ヶ月かけて、全25タイトル29枚の全てを聴くことになってしまった。その感想だが、やはり圧巻の一言に尽きると思う。佐野元春のEPICソニー時代のアルバムが、オリジナル、ライブ、コンピレーションの全てのタイトルが1つのBOXになっているので、このCD BOXセットから漏れた曲は数少なく、CD BOXセットを聞けば、ほとんどの曲は聴けるというのが、魅力的である。また、オリジナルアルバムはテッド・ジェンセン、ライブとコンピレーションアルバムは別の方がマスタリングをやり直しているために、結構音質がいい。普段はApple Musicで音楽を聴いているが、こんな細かい音が入っていたなんて、とハッとさせられることがいくつもあった。ただ、特にコンピレーションにありがちだが、どうしても初期の曲は重複して収録されているので、同じ曲を何回も聞くハメになっているという部分もある。その一方でコンピレーションはオリジナルアルバム未収録の曲が入っていたりするので、この音質向上は嬉しい誤算である。価格が38500円と高額ではあるし、この究極のCD BOXセットに入っているCDは全てオリジナルを持っているので、ダブりではあるものの、買ってよかったと思える品物である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました