レビューの詳細は、IRON MAN 3(4K UHD Blu-ray UK)/アイアンマン3/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。マーベル・シネマティック・ユニバースの最初の作品である「アイアンマン」の第3作目であり、シリーズとしては一応完結している作品が、この「アイアンマン3」である。シリーズは完結しているが、アイアンマン自身はこの後も「アベンジャーズ」や「キャプテン・アメリカ」などに登場するので、アイアンマンのストーリーはまだまだ続くことになる。今作では「アベンジャーズ」でニューヨークを襲ったロキとチタウリの攻撃が心の傷になっていて、不眠症になったり、パニック障害になったりと散々なトニー・スタークがテロ組織マンダリンと戦う様子が描かれている。とはいうものの、トニーの心の傷がロバート・ダウニー・Jrの飄々とした演技のためにあまり強く影響を及ぼさず、意外と軽い感じなのがヒーロー映画っぽいところがあると言える。マンダリンもテロ組織ではあるが、テレビで警告するマンダリンは影武者で、実は1999年のパーティでトニーに約束をすっぽかされたキリアンという科学者のトニーへの逆恨みが原因なので、結局はトニーが自ら敵を生み出しているとも言える。トニーがアイアンスーツを着用して戦うシーンが少ないのも特徴で、クライマックスなどはアイアンスーツがジャーヴィスのコントロールの下、マンダリンと戦っている様子は、意外性がある。画質は4K/HDR10で提供されていて、美しい映像を提供している。音響は劇場公開時からDOLBY ATMOSで提供されていたので、4K UHD Blu-rayでもその効果を感じ取ることができる。
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