レビューの詳細は、IRON MAN 2(4K UHD Blu-ray UK)/アイアンマン2/輸入盤DVDで観た映画のレビュー を参照のこと。「アイアンマン」が大ヒットを記録したおかげで制作された第2作目ではあるが、製作時には結構トラブルがあったようである。監督であるジョン・ファヴローがその時の辛さを映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」で舞台を料理の世界に変えて、暴露しているが、それを踏まえて見ていると、第1作目のような高揚感が得られないのに気付く。物語自体は結構面白いのだが、主人公トニー・スタークが苦悩する話でもあるせいか、開放感が感じられないのである。もちろんトニー・スタークの飄々とした演技は健在なのだが、トニーが装着するアーク・リアクターの動力源であるパラジウムの毒がトニーの体を侵食していき、生命の危機を感じるという設定には、トニーの明るさをスポイルしているかのように感じる。物語はエンドクレジット後に次のマーベル映画の予告のようなものが入っているが、それはまた楽しみな作品であると言える。映像は4K /HDR10なので色彩が明確で魅力的な映像になっている。音響はDOLBY ATMOSだが、ディズニーのBlu-rayは音圧が低いので、ボリュームを上げる必要がある。ただ、イマーシヴな効果は結構出ていると言える。
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