あらすじ
平行宇宙に移動してしまったジョージャウは、自分に対して反乱を起こそうとするマイケルを拷問にかける。ロルカや他の反乱分子を聞き出そうとするジョージャウだったが、マイケルの口は固かった。しかし、度重なる拷問と、ジョージャウの優しさにふれ、マイケルはジョージャウのいう通りに反乱分子を抹殺していく。ジョージャウの心境の変化に対して部下たちも戸惑うが、違う世界を体験したジョージャウにとっては、当たり前の行動を起こしていたにすぎなかった。ジョージャウに忠誠を誓ったマイケルだったが、反乱分子の一人を追い詰めているときにジョージャウに敵対心を見せ、再び反乱を起こす。そして、ジョージャウとマイケルは対決し、二人は負傷する。その時、ジョージャウは元の世界に戻る。ジョージャウは時の管理者の門を通り抜けていたのである。そして、時の管理者はジョージャウに人生の選択を迫る。その頃、ディスカバリーでは難破していた宇宙船の回路に侵入すべくスタメッツとアディラが苦戦していた。そこにブックがエメラルド・チェーンの装置を使って難破した宇宙船の回路に侵入する方法を提示する。
感想
前話で平行宇宙のテランの帝国の皇帝に戻ったジョージャウが、彼女に反乱を起こそうとする娘同様の位置にいるマイケルやロルカの反乱の詳細を聞き出そうとするのが、今回の話であるが、本来の世界でマイケルの優しさに触れたジョージャウは、平行宇宙のマイケルに対しても非情になれず、どこか詰めが甘い印象を受けてしまう。ジョージャウ自身の心境の変化を表していると言えるが、テランでのジョージャウとマイケルの最後は、ジョージャウの立ち位置を示している。ジョージャウがテランの世界に移動したのは、「スター・トレック:宇宙大作戦」でも登場した時の管理者の装置によってだが、ジョージャウ自身の番組への登場は、今回がラストになりそうな感じがする。ジョージャウの辛辣な態度は結構面白いものがあったので、今回が最後の登場かと思うと、ちょっと残念である。その一方で難破した宇宙船の回路に侵入するスタメッツとアディラに協力するブックという構図も次回への楽しみになっている。
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