レビューの詳細は、STAR WARS:RETURN OF THE JEDI(4K UHD Blu-ray UK)/スター・ウォーズ:ジェダイの帰還/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。オリジナルトリロジーの最終作で、いったんシリーズが完結することになる作品が、この「スター・ウォーズ:ジェダイの帰還」である。「スター・ウォーズ:帝国の逆襲」で明らかにされた事実や、数々の謎を明確にするのがこの作品の肝であり、その点ではいい出来になっている。しかし、「スター・ウォーズ:新たなる希望」や「スター・ウォーズ:帝国の逆襲」に比べれば、評価は下がるというのが一般的ファンの考えである。10年ぶりにこの作品を鑑賞したが、高いプレッシャーの中、よくここまで物語を完結に導いたと、感心する作品であると思う。ジェダイとダーク・サイドの葛藤や反乱軍と帝国軍の戦いなど、見所も多い。よくイウォークが帝国軍に攻撃する様は、ベトナム戦争のベトナム兵とアメリカ軍に喩えられて描かれていると評されるが、その事実を知らないでも、テクノロジーを持った帝国軍も現地の住民イウォークの原始的攻撃に勝てないという事実が、物語を面白くしている要素だと思う。そして、サブタイトルの「ジェダイの帰還」(オリジナル公開時は「ジェダイの復讐」だった。)はルークのジェダイの宣言と、ダース・ヴェイダーになってしまったアナキン・スカイウォーカーが良心を取り戻し、再びジェダイに戻ってきたことを指していて、ダーク・サイドの銀河皇帝パルパティーンが死亡するというのも、勧善懲悪の話になっていると思う。この作品を持ってオリジナル三部作は完結し、その後プリクエル三部作と、シークエル三部作が物語に広がりを持たせることになる。
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