スター・トレック ヴォイジャー 第44話「伝説のミスター・カトー」

船のエネルギーとして有効なシリリウムを含む星雲に到着したヴォイジャー。しかしそこでトゥヴォックは少年時代に崖から落ちそうになっている少女を捕まえている幻覚を見てしまい、意識を失う。症状としては過去の記憶の抑圧のように思われたが、トゥヴォックにはそのような記憶がない。原因を探るためにジェインウェイ艦長と精神融合を行ってみたものの、戻ったのは少年時代ではなく、トゥヴォックが最初に連邦で仕事をした宇宙艦エクセルシオールでの記憶だった。そこでトゥヴォックとジェインウェイはミスター・カトーがカーク船長やドクター・マッコイを救うべく規律を破ってでも行動する姿を見る。その間にもトゥヴォックの脳細胞は破壊されていき、次第に記憶が混沌としてくる。トゥヴォックの記憶とは一体なんなのか、危機的状況の中、二人は原因を調べる。

スター・トレック生誕30周年を記念して作られたエピソード。同時期に放送されていた「スター・トレック ディープ・スペース・ナイン」では、ディープ・スペース・ナインのメンバーがタイムトラベルをして、「宇宙大作戦」の1エピソードで活躍するというCG技術の発達を見せていたが、ヴォイジャーでは、映画「スター・トレックVI」での裏エピソード的なストーリーとなっている。「宇宙大作戦」のレギュラーメンバーで最も出世したと思われる日系アメリカ人俳優であるジョージ・タケイがミスター・カトー役を映画版に続いて演じ、彼の活躍ぶりを見ることができる。トゥヴォックが実はミスター・カトーの部下だったという設定はご都合主義的設定とも思われなくもないが、ファンとしては素直に楽しみたい1本である。クリンゴンの戦艦も登場し、映像的にも楽しめる。僕は一度ミスター・カトー役のジョージ・タケイの著書の発売記念サイン会に行ったことがあるが、ジョージ・タケイは、「スター・トレックVI」を気に入っているそうである。そういう意味ではジョージ・タケイに捧げられたエピソードであるとも言える。

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