レビューの詳細は、タイラー・レイク -命の奪還-(DOLBY VISION/Netflix)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。Netflixの2020年4月の目玉作品であるのがこの「タイラー・レイク -命の奪還-」で、脚本にジョー・ルッソ、主演にクリス・ヘムズワースというMCUに関わった人たちによるアクション映画が出来上がっている。舞台がインドとダッカという未開の地でのアクションなので、新鮮味はある。また、誘拐された子供を救う傭兵の物語という設定ではあるが、誘拐する側もされる側も麻薬王という犯罪に手を染めた二人が争っている関係は、ユニークである。主人公であるタイラーは傭兵ではあるが、過去に家族に不幸があり、それが心の傷になっているのが特徴で、誘拐された子供を救出し、脱出する中で関係を深く持っていくのが面白いと言える。麻薬王たちも良心の呵責もないようで、子供を平気でタイラーたちの追跡に使うなど、インドならではの展開に驚くところである。映像は4K UHD/DOLBY VISIONなので、かなりの解像度を持っていて、また映像のコントラストが素晴らしく、色合いもインドを感じる色調になっていて魅力がある。また、音響もDOLBY ATMOSなのでイマーシヴな音響効果が得られ、三次元に音が配置される楽しさがある。
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