レビューの詳細は、6 アンダーグラウンド/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。ハリウッドのアクション映画監督のなかでも、1、2を争う破壊王マイケル・ベイが初めてストリーミングサービスのNetflixで制作したアクション大作が、この「6 アンダーグラウンド」である。製作費もNetflix史上2位に至る巨額の予算を使い、製作されている本作であるが、ストーリーよりはアクションシーンの方が目立つ、ちょっと出来の悪い映画に仕上がってしまっている。アクションシーンもNetflixでの配信だからなのか、人が死ぬシーンがどぎつくて、「やりすぎ」感を感じるが、それはこの映画の目玉であるとは思う。サラウンドも効果的で、アクションシーンだけは面白い。しかし、ストーリーがあまり出来がよろしくなく、主人公等への感情移入がしづらい部分があり、それが爽快感につながらない欠点になっているところがある。実際、批評家の評価も低調に終わっている。大画面とサラウンドシステムを所有している人は、それだけでもそこそこ楽しめるが、そうでない人にとってはちょっとつまらない作品に仕上がっているのではないかと感じる次第である。HD画質で見たのでサラウンドは5.1chであるが、4K配信版はDOLBY ATMOSなので、それだけは取り柄かもしれない。
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