映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」(輸入盤Blu-ray 3D)

映画・テレビ

レビューの詳細は、TOMB RAIDER(2018)(Blu-ray 3D)/トゥームレイダー ファースト・ミッション/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。2000年あたりにアンジェリーナ・ジョリーが出演した、TVゲームの映画化のリメイク版が本作「トゥームレイダー ファースト・ミッション」である。演技派女優のアリシア・ヴィカンダーが体を鍛え、主役のララ・クラフトを演じているが、「がちゃんの部屋」でも書いているが、残念なことに華がない。そのせいで、物語が面白くない。主役があまり目立たないという致命的な状況になっていて、感情移入し難いところがこの映画の欠点である。また、ララ・クラフトが追い求めるのが日本の邪馬台国の女王、卑弥呼という設定なのに、日本は全く出て来ず、地図にも掲載されていない絶海の孤島という設定も、物語に面白みを感じないところがある原因である。卑弥呼を出すなら、やはり日本をちゃんと描写しないとダメだろうと思う。幸い、映像は3Dでそれなりの奥行き感はあり、ストーリーの出来の悪さを映像でカバーしているとは言える。音響は3D Blu-rayでは残念なことにdts-HD MA 5.1chなのだが(2D Blu-rayはDOLBY ATMOS)、サラウンドはかなり魅力的である。サラウンドを効果的に使っていて、映画に没頭できるサウンドデザインを作り出している。

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