スター・トレック:ディスカバリー 第12話「大それた野心」

あらすじ

ジョージャウ皇帝に反乱したとされるロルカを捉えたことにしていたバーナムは、ジョージャウ皇帝の乗る宇宙船にロルカとともに乗り移ることになった。そこで、連邦のディファイアントの情報を入手しようと企んだわけである。しかし、ジョージャウの追求は厳しく、バーナムはついに平行宇宙から来たものであることを告げる。それにはジョージャウに対する複雑な感情もあった。ジョージャウは、胞子ドライブの情報と引き換えに彼女たちを元の宇宙に戻すことを約束する。その頃、スタメッツはティリーによる胞子の治療を一身に受けていた。そして、彼は胞子の中で、もう一人の自分と、恋人であるカルバーと遭遇する。もう一人の自分は、胞子ドライブを悪用したためにその世界に来てしまったようである。カルバーはすでにタイラーに殺されているために、スタメッツに会うことができたというわけである。そして、スタメッツは、この状況を打破するために、意識を取り戻す。カルバーを殺したタイラーは、内なる精神であるクリンゴンのヴォークが表面化し、ドクター達も手がつけられない状況にあった。副長のサルーは、捕虜のルレルに対し、タイラーを助けるようお願いするが、ルレルは最初は断ってしまう。しかし、タイラーの状態を見て、心を変える。とらわれの身になっていたロルカは、実はとんでもない秘密を隠していたことが、ジョージャウとバーナムの会話から明らかになる。

感想

平行世界の話も3話目に入り、話が進展して元の宇宙に帰れるのかと思いきや、さらに話は困惑するような展開で、驚きに満ちた状況になっている。バーナムのジョージャウに対する想いや、その逆の想い、スタメッツのカルバーに対する思い、ルレルのヴォークに対する想いといった事柄が複雑に絡み合ってストーリーが展開されていくので、注意して見ていないと、話においていかれることになる。特に、ロルカにも秘密があったということが明らかにされるラストは、「その展開はないだろう」と思わせる衝撃で、次回への期待がますます膨らんでいく。総じて、この平行宇宙編の話は、驚愕の展開の連続になっていて、一瞬たりとも目が離せないようになっている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました