レビューの詳細は、TRANSFORMERS:DARK OF THE MOON(Blu-ray 3D)/トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。大人気シリーズ「トランスフォーマー」の第3作目で、本来ならば完結編になるはずだった作品。結局人気に押され、キャストを一新して「トランスフォーマー/ロスト・エイジ」を作ってしまったことで、新たなるシリーズが始まってしまったのであるが、ストーリー的にはこれが完結編になると言える。しかし、ストーリーが単調で、クライマックスのオートボットとディセプティコンのシカゴ市街での戦いも話が長いので、出来としては今ひとつに感じてしまう作品である。ストーリーに緩急がないので、ずっとテンションを保ったまま続いていて、息をつくところがないのが、単調に感じる所以である。マイケル・ベイの監督作って、だいたいそんなところであるが、この作品も御多分に洩れず。ただ、3D映像の魅力と、それに同期するサラウンドが秀逸なので、映画としてはそれなりに楽しめるところがある。少なくとも5.1chサラウンドシステムを組んでいない環境で見ても、物語のつまらなさが浮かび上がってしまい、評価が下がるのではないかと思う。巨額の費用をかけた映画としては、それなりの映画ではあると思う。
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