レビューの詳細は、NATURAL BORN KILLERS(Blu-ray)/ナチュラル・ボーン・キラーズ/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。2016年から数えると22年も前の映画ではあるが、その映像表現のすごさは、今でも新鮮である。サブリミナルのようなカット割に加え、モノクロ、画質の悪いカラー、果てはアニメ、日本の特撮怪獣ものまで、ありとあらゆる映像効果を駆使した映画になっている。この映画は、今から22年前に輸入盤のレーザーディスクで鑑賞していて、その映像インパクトのすごさにお気に入りの映画になっていたものである。レーザーディスク処分により、映画を見られなくなっていたが、Blu-rayで発売されたのを機に購入したのが数年前。それからかなりの時間を経て、ようやく再見したのである。ただ、さすがに時代背景を考えると、今のインターネット興隆の世界では、この映画のようなマスコミによる悪党がヒーローになる、という展開は難しいのかな、という気がしないでもない。ヒロインのマロリーを演じたジュリエット・ルイスは、この頃、いろいろビッチな女性を良く演じていたような気がする。前に見たキャスリン・ビグロー監督の「ストレンジ・デイズ/1999年12月31日」でも、似たような役を演じていたし。今やハリウッドで最も稼ぐ役者であるロバート・ダウニー・Jr.も、この頃はまだ若手演技派俳優という位置付けで、存在感は今ほどではないし。そういう意味では結構有名俳優が脇を演じている映画だと思う。
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