2016年6月1日の記事で、「BOSE Companion 2 Series IIIを導入」という記事を書いた。それから約10日間使っていたのだが、どうしても高音の伸びのなさが気になっていた。BOSE特有の低音の鳴りは不満はないし、音がよく聞こえる部分もあった。がしかし、iMacでAudirvana Plusを使って、アップサンプリングしたaacファイルなどを聞くと、どうしても不満が出てきてしまうのである。それで、ネットで調べていたら、OlasonicというブランドのTW-S9というPCパワードスピーカーが、22640円で、96kHz/24Bitの再生に対応、という情報を得た。いろいろ情報を集めてみたのだが、あまり悪い話も見つからなかったのと、高音域が45kHzまで再生帯域があるというので、「Hi-Res AUDIO」の認証も取れているということで、BOSEを使いこなすのを一旦保留にし、OlasonicのTW-S9を購入してきた。最初に情報を得た出版社のステレオサウンド社では、最初に慣らしが20時間は必要、とあったので、まだ2-3時間しか慣らしを終えていない状況での印象を書くと、高域は、かなり伸びている印象を受ける。音がクリアで、楽器の分離感は、BOSEより上、という印象を受ける。その分、低域は出ていない感触を持つが、BOSEが低域を出しすぎなので、こちらの方が素直。ただ、BOSEの方がDSPを使っている分、音の広がり感は感じるところがある。価格がBOSEの2倍弱と、PCパワードスピーカーにしては高いが、Hi-Res AUDIOのスピーカーとしてみると、まだ安いと言えるのではないかと思う。
コメント