映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」中洲大洋劇場

「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインである安彦良和による、リメイク版ガンダムの第3話。今回は、ジオンの士官学校に入学した、シャアの行く末を描いている。同期であったガルマとの友情も描かれているが、いかんせん、今作のシャアは、腹黒すぎである。自分の目的のために、本物のシャアを抹殺し、自分が入れ替わるとか、本物のシャアを知るキャラが、シャアの正体がキャスバルであることを知ると、そのキャラも殺してしまうとか、とにかく謀略を図りまくっている感じがする。シャアに焦点が集中した結果、セイラの出番がほとんどないのも、バランスを欠いている気はする。とは言え、ジオンが連邦に反旗をひるがえすきっかけになった、士官学校の生徒による連邦への抵抗は、クライマックスとして、見応えがある。エンドクレジット後にサービスカットがあるのも、誤算で楽しい。最終話がどう展開するか、期待したい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました