スター・トレック エンタープライズ 第83話「狙われた地球大使館」

あらすじ

バルカンの地球大使館が何者かによって爆破された。その事件のため、アーチャーの理解者だったフォレスト提督は死亡し、バルカンのソヴァル大使も負傷する。調査に乗り出したアーチャーたちは、バルカン最高司令部から事件の犯人は、バルカンの少数派であるシラナイトであると告げられる。その線で調査していたアーチャーたちであったが、トゥポルの母が失踪し、母もシラナイトの一員であることを知って、アーチャーは再調査を命じ、自分はトゥポルとバルカンでシラナイトに接触する行動に出る。爆弾に付着していたD.N.A.から最初シラナイトであると思われていた犯人は、再調査で偽装されていたものであることを知り、ソヴァルが保安係と精神融合したことで、最高司令部の一人が真犯人であるという事実を知る。一方アーチャーたちはバルカンでシラナイトの一人と出会い、彼の意志を継いでシラナイトのグループにたどり着く。

感想

バルカンの教えであるスラクをめぐる話を描いた興味深い一編。物語はバルカン最高司令部とシラナイトと呼ばれる少数派の間の駆け引きをめぐる話になっているが、「エンタープライズ」ではバルカンはあまりいい種族として描かれていないので、その謎に迫る話としては面白い。しかし、シーズン当初に脇役として出てきたトゥポルの母が今回の話に関与してきそうなのには、ちょっと驚く。バルカン星を詳しく描いたストーリーというのは、あまりない話なので、重苦しい内容ではあるが、テンションは高いと言える。

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