本日、ソニーが公表したところによると、2015年3月期の業績見通しが、2300億円の赤字になるという。原因はスマートフォンの売れ行き不振である。これ、ここのところAppleのiPhoneの記事を書いてきた関係で、情報に触れる機会が多かったので分かるのだが、日本市場でAndroidスマートフォンは、壊滅的なまでに売れていないらしい。売れるのはiPhone一択。それで現在iPhone 6の顧客刈り取りのために、MNPで移動した人に最大4万3千円ものキャッシュバックをするような事態に陥っている。そんな中では、ソニーの端末が売れる訳が無い。ソニーの端末はAndriodでは、優れている方だとは個人的に思うが、いかんせんOSであるAndroidが今ひとつの感がある。個人的にiMac上でVirtual Boxを動かし、その中でAndroidのエミュレーターを動かして遊んでいるが、やっぱり動作的にはiPhoneに利がある印象である。しかし、あの天下のソニーがここまで落ちぶれるとは思いもしなかった。やっぱり経営陣が変わると、駄目になる典型例かなと思う。もちろんAppleも人ごとではないと思う。スティーヴ・ジョブズ亡き後、ティム・クックC.E.O.がどこまで独自性を見せるかが、Appleの今後を占う試金石になると思う。ソニーはやはり創業者の視点に戻って商品を開発すべきである。それは技術者が面白いと思った商品を開発する、という、ある種顧客軽視の視点が必要なのではないかと思う。
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