エンタープライズはどこかおかしな箇所が発生していた。重力が停止したり、室温が下がったり。その原因がジリリアン人の宇宙船がエンタープライズのプラズマ廃棄を利用していることを知り、アーチャーはジリリアン人に経緯を求める。その結果ジリリアン人の船のワープエンジンは故障していることが明らかになり、タッカーがジリリアン人の船に乗り込み、故障を修理することになる。最初はジリリアン人の船の空気に慣れずに苦労するタッカーだったが、次第に慣れてくると、そのテクノロジーの進歩に感激していた。しかしある女性乗組員と親密な仲になったタッカーは、なんと男性であるにもかかわらず妊娠してしまう。ジリリアン人の生態系が分からないフロックスでは対応出来ないことが分かったアーチャーは、ワープで去って行ったジリリアン人の船を探す。8日間かかって発見したアーチャーだったが、ジリリアン線はクリンゴンの船に忍び寄っていた。
未知の異星人との交流を描いた話ではあるが、爆笑の展開であると思う。タッカーが妊娠してしまうという展開も面白いが、それに対するトゥポルの冷たい態度も、まるでツンデレ状態で、トゥポルって実はタッカーに気があるのでは、という感じを受け取ってしまう。それにしてもこの時代、まだエンタープライズが実装していないホロデッキを、既に実装しているジリリアン人のテクノロジーの進歩は素晴らしい。考えたらこれから200年かかってエンタープライズにホロデッキが設置される訳だから連邦の技術も遅れていると感じざるを得ない。(まんが宇宙大作戦ではエンタープライズにホロデッキがあることを示唆していたが) 物語後半はクリンゴンまで巻き込んで駆け引きのやり取りは、かなりテンションが上がる。クリンゴンがまだエンタープライズに敵対的な状態なのはかなり緊張感を持った演出になると思う。
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