エンタープライズは、150年に渡って船が行方不明になる星域の調査に当たっていた。クリンゴンやロミュランからの調査データによると、27年ごとに船が行方不明になるという。そしてその時間が来たとき、エンタープライズの男性陣だけに訴えかける歌声が聞こえて来た。それに導かれるようにカーク達上陸班は惑星に降り立つ。その星は女性だけの星であり、男性のエネルギーを吸収して生き延びて来たのだった。カーク達も危機に陥るが、女性に影響がないことから、ウフーラが中心となってカーク達の救助に乗り込む。
女性だけの星でカーク達がピンチに落ち入る話だが、1970年代のアニメとしては珍しく、女性通信士であるウフーラがリーダーとなってエンタープライズの危機を救うという、時代を先取りしたエピソード。実写版で女性が指揮を執るのが1995年の「ヴォイジャー」からなので、いかに時代に先駆けてストーリーを構築していたかが分かるというところである。カーク達が老化現象をどう切り抜けるかで、転送装置を使うのは、うまい設定だと思う。ただ、女性達が最後別の惑星に運び出されるというのは、どうなんだろうと思う。みんなエネルギーを吸収できなくて、急な老化現象に見舞われないか、と思うのだが。
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