カーク船長達は連邦の歴史調査家達とともに、時の管理人を使ってオリオンの起源を調査していた。しかしカーク達が現在に戻ると、スポックの存在を誰も知らなかった。代わりにアンドリア人の副長がエンタープライズに任務しており、データベースでスポックの存在を調べてみると、幼少時代のバルカンの儀式のときに野獣に教われて死亡していることが分かった。正しい現在に戻すために、スポックは時の管理人のゲートをくぐり、過去に旅立つが、スポックが幼少時代に体験した過去とは少しずつ変更されていた。
タイムトラベル物の傑作エピソード。スポックが主人公で、「宇宙大作戦」で人気になったバルカン人の生態を詳しく描いた物になっている。「宇宙大作戦」の「危険な過去への旅」で登場した「時の管理人」が再び物語の重要な位置を占め、見ている物には興味深い物になっている。スポックが過去に行ったことで、なぜか少しずつスポック自身が体験した幼少時代と歴史が変わってしまうのがミソだが、それでも基本的にはスポック自身の過去への感情が変わった以外は歴史が元に戻り、最後はめでたしめでたしとなっているところがスター・トレックらしい。
コメント