機動戦士ガンダム 第21話「激闘は憎しみ深く」

ランバ・ラルを失ったハモンは、残った兵達を引き連れ、ホワイト・ベースの攻撃を仕掛ける。度重なる攻撃に疲弊していたホワイト・ベースは、ハモンの攻撃に傷口を深くする。ランバ・ラルの攻撃後、ブライトに再び独房に入れられたアムロだったが、怪我をしたリュウの判断により独房を出され、ガンダムで防衛に当たる。しかし、ハモンの捨て身の攻撃にピンチを迎えてしまう。それを救ったのはリュウの特攻だった…。

今エピソードでランバ・ラル編は終了だが、見応えのあるエピソードである。特に脇役キャラで、あまりスポットライトが当たっているとは言えなかったリュウが今エピソードでは最後の輝きを見せている。ブライトにアムロとの確執を指摘するところなど、アムロ達民間人から軍に協力させられている面々を気遣う様子が見え、精神的支柱にあったのだと思う。一方でハモンのランバ・ラルに対する愛情も見応えがあり、単なる愛人に過ぎないハモンに忠誠を誓うジオンの兵もすばらしい関係にあると言える。どちらにしても、主人公側のリュウが戦死したことで、ガンダムが単なるロボット物から、人間ドラマの様相をきちんと作っているのが分かる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました