ヒロージェンがかつてヴォイジャーから技術供与を受けたホログラムの反撃にあい、負傷する事件が起きた。責任の一端を感じたジェインウェイはホログラムの船を捜索するが、ホログラムの船はドクターを誘拐する。ドクターはそこでホログラムのリーダー的存在であるアイデンの説得にあい、ホログラムの解放をジェインウェイに説得する。しかし受け入れられなかっために、仲間を裏切ってホログラムに手を貸す。ヴォイジャーやヒロージェンから逃亡するホログラムは、惑星を見つけて新たな生活を送ろうとするが、アイデンが誇大妄想に取り付かれ、ヒロージェンを逆にハントし始める。
「ヴォイジャー」では度々取り上げられるホログラムの人権についての2時間の大作だが、目新しい物は特にない。ホログラムという光で出来たプログラムが様々な機能を追加して、人間に近づくとその人権はどうなるのかが今回のテーマだが、話としてはホログラムが暴走を起こしているようにも思える。特に指導者であるアイデンの行動は、当初はヒロージェンに狩りをされる被害者だったはずが、いつの間にかヒロージェンを追いかけるハンターとしての立ち位置になり、あまり同情できない役回りをしている。ドクターがどう行動取るかが今回の見せ場だと思うが、ドクターの機能制限だけでは結局のところ、収まる問題でもないのだろう。
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