映画「未来世紀ブラジル」(輸入盤Blu-ray)

レビューの詳細は、Brazil(Blu-ray)/未来世紀ブラジル/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。タイトルに「未来世紀ブラジル」とあるが、別に未来の話でもなく、ブラジルも国としては関係ない。テーマ曲が「ブラジル」というだけで、タイトルと映画の内容が一致していない珍しい作品だと思う。今回観たのはアメリカ劇場公開版。アメリカではユニヴァーサルのトップとデリー・ギリアムが作品の内容と上映時間を巡ってすごい喧嘩を繰り広げ、結局ヨーロッパ・日本公開版から10分以上もカット、再編集した上で、なんとかギリアムの意図したバージョンが公開されたという逸話がある。この時ユニヴァーサルのトップが自ら編集者を雇って再編集したバージョンも存在しており、クライテリオン・コレクションの中で見ることが出来る。しかしテーマが完全に誤解されているバージョンなので、珍品としか思えないが。どちらにしてもギリアムの最高傑作ではないかと思う。

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